プラモデルが新金型かどうか調べる

新しいスケールモデルでもデカールが新しいだけで古い、ということがしばしばあり、店頭でパッケージを見ただけでは新しい金型かどうかわからない。そこで新規金型かどうか調べられるウェブサイトを見つけた。
scalemates : https://www.scalemates.com/
例えばAirfixの零戦を調べるとこんな表が出てくる。1959年のnew tool(新金型)のあと、new box(箱絵更新)やnew parts(パーツ追加で別の型を再現)や他社へのOEM供給が幾度かあった後、2011年に再びnew tool(新金型)になったことがわかる。

  • View full timeline and historyのリンクから、同じスケールの同機体のプラモについてタミヤなど他社の金型データと比較 (表が大きすぎて見づらいが)
  • キットの検索時に右に出てくる検索絞込項目で、 Full Kits にチェックして追加エッチングパーツを弾いたり、スケールを絞り込んだり
  • Walkaroundで実機の写真資料、Galleryで作例をそれぞれ見ることができる
  • 飛行機や戦車の情報が豊富。ガンプラや艦船は一応掲載されているが、情報が埋まってないものが多い

このデータベースによれば メッサーシュミットBf-109 のキットは箱絵変更も含めて748種類も世の中に存在したらしい(ちなみにそのうち149種類はハセガワ)。すごい(小並感)

筆洗いボトルを作る

プラモ用の筆を洗うためのボトルとして、ブラシウォッシャーという製品も発売されているが、それを店頭で見て思いついたのがこれ。

スペアボトルに筒状にくしゃくしゃにしたアルミホイルを筒状にしてビンに入れてシンナーorツールクリーナーを充填。ボトル側面のアルミホイルに筆をこすりつけるようにして洗浄する。アルミホイルの適度に柔らかい凹凸面で筆が洗いやすい。しかも安い。
底面に金属板があるクレオスのブラシウォッシャーよりも筆に優しい(毛の曲がる角度が小さい)ものができて満足。

綿綾テープをバーテープとして巻こう

かつて、ドロップハンドルに巻くものといえばコットンテープという時代があった。EVAフォームテープの登場により振動吸収素材をバーテープに使うことが多くなり、バーテープ売り場に行っても木綿製がなくなった昨今。しかし、そんなコットンテープを用いるべき理由が今日にも存在する。
コットンテープの長所は

  • 安い (綿綾テープは50円/1m前後の切り売りで買えるので、交換一回当たり250円前後。25mや50mのロールで買えば一回あたり200円程度)
  • 色が豊富(切り売り用の在庫をおいてる店が少ないが)
  • 吸水性があり肌触りが良い
  • 短めに巻く人でも余ってゴミになるバーテープの量が少ない
  • 薄くて振動吸収が少なくダイレクト感がある(手が疲れるデメリットでもあるが)

逆に欠点は

  • 汚れを落とすのが難しい
  • 伸びにくいため、巻くのが若干難しい
  • 綿は耐摩耗性が低い
  • エンドプラグを使い続けたり別途用意したりする必要がある

というわけで、安いバーテープ巻いて汚れたらさっさと巻き直して、ついでにいろんな色を試してみたい人にオススメ。

20mm幅*1mm厚の綿杉綾テープ(新宿オカダヤで購入、木綿50%・レーヨン50%の混綿、多分これ)を4.6m使って巻いて半年使ったのが上の写真。ハンドルはc-c380mm、巻き方はテープ幅の1/3が重なる標準的な厚さ。短めに巻いてあるので、一台5mと見積もっておくと良い。雨の中を走ったり放置したりしたが、思ったほど汚れはしなかったのが意外だ。
作業手順ごとにコツを書いておくと

  • (1)両面テープをハンドルに軽く巻きつける。コットンテープと同じだけの量を巻く必要はなく、角度をゆるめにして大雑把に巻く。巻き始めと巻き終わりだけは粘着力が必要なので、そこだけ両面テープをちゃんと一周貼っとくと良い。
  • (2)エンドプラグが刺さるかどうか気をつけつつ巻き始める。薄いテープなので、2,3重に巻かないとエンドプラグがきちんと挿入できない。
  • (3)あとは普通のバーテープと同じで、常に引っ張ってテンションかけながら常に一定の角度になるように巻いていく。

綿100%の綿綾テープもこれとは別に巻いてみたが、合繊との混綿にすることで丈夫になるらしく、綿100%だとほつれた糸が出てきやすい。


綾テープは "杉綾テープ" "綾織りテープ" などとも呼ばれる。テープの織り方は他にもアイビーテープなどあるが、杉綾テープが入手性・見た目に優れる。通販を検索する場合は「綾 20mm」「綿 綾 20mm」などと検索すると良い。
綾テープはアクリル100%のものも色の選択肢が豊富、というか最近は合繊がメインに用いられているように見える。吸水性が悪そうだが、次に巻き直す時は合繊テープも試してみたい。

追記、アクリル綾テープについて(2016/01/12)

その後アクリル100% 20mm幅*1mm厚*5m長のテープも巻いてみた。吸水性や肌触りは木綿にこそ若干劣るものの、化繊としては吸水性が高くさらりとした触感は夏でも快適。特筆すべきは耐久性の高さで、手芸用途で木綿テープを駆逐しつつあるのも頷けよう。価格も木綿と大差ない。
総合的に、アクリル綾テープのほうがおすすめだ。

固着したペダルを外した意外な手段:冷やす

ペダルの固着は厄介な問題で、アルミ製のクランク側を破壊するのは容易だが、多くの場合クランクのほうが高価なのでできればペダルをなんとかして回したい。
よくある手段は

  • ねじ山にオイルを浸透させるためにオイルをつけて一晩放置
  • アーレンキーやペダルレンチをパイプで延長する
  • 工具をハンマーで叩いて振動を与える
  • 熱する (熱膨張率は アルミ>鉄)
  • 自転車屋に持ち込んで頑丈な工具を使ってもらう

あたりが有名だが、それらをやり尽くしても六角穴がなめてペダルレンチ側がなめるなんてことも珍しくない。
と、そんな状態に陥った人の英語記事を見つけたので紹介。

Seized Pedal?
http://crossgeared.com/?m=201010

"seize" が「固着する」という意味の動詞。同じ意味で"fixed"とか"stuck"とかの単語が使われることもある。
バイスグリップでペダル軸を直接掴んでも回せなかったが、冷凍庫に入れて一晩冷やしたら外せた、とのこと。
筆者も述べてる通り、冷やすのが固着に効果的なのかどうかは眉唾だが、どうしようもなくなった時に試してみる価値はあるだろう。

ステンレスも陽極酸化で色が付けられる?

チタンでおなじみの陽極酸化(anodizing)。酸化膜の厚みが波長オーダーになる時に光の干渉で発色する。DIYに挑戦する人もいる
アルマイトは酸化膜を成長させたあと染料を染みこませるのだが、ここでも陽極酸化が使われる。これと区別して「電解発色」「酸化発色」などと呼ぶこともある。
陽極酸化チタンのあの艶やかな発色がステンレスでもできるんならそれこそ何にでもやれるじゃん、やってみたいじゃん、と思うわけ。
で、実際それに関する論文がネットに転がってた。

インコ法

インコ法とは「硫酸とクロム酸溶液にひたして酸化膜を成長させて」「クロム酸とリン酸溶液にひたして硬化処理する」。電気を用いる陽極酸化ではない。
チタンと違ってステンレスは酸化膜が弱く、最後に硬化処理が必要。で、硬化処理にどうせクロム酸が必要なら、酸化もクロム酸でやろうということだろうか。
で、DIYしようと思うと、硫酸やリン酸はなんとかなるが、クロム酸(いわゆる六価クロム、有害、発がん性物質でもある)の入手がキツそう。クロメート業界でも近年は六価クロムメッキから三価クロムメッキに置き換わったらしい。三価のクロムは人体にも必須栄養素でもあり毒性はない。
この六価クロム、クロメート処理に使われていたのだが、最近は環境破壊物質として規制されて三価クロムによるクロメート処理に置き換わりつつあるとのこと。

アルカリ溶液中での電解発色

リン酸三ナトリウム中で常温で数分〜数十分の電解(表5) と、こちらはDIYできそうな条件が揃っている。(というかチタンと大体同じ)
問題は、やはり、酸化膜が弱いことだと思われる。anodized stainless でググって出てきたサイトにもそう書いてある。

2015冬E-5甲攻略

ボスの装甲200もあって夜戦でもなかなか攻撃が通らないので、第二艦隊は夜戦カットイン狙える艦を中心に。
夜戦カットイン火力を残すのが肝要で、渦潮回避もできる水上打撃部隊一択。
敵情報など基礎的なデータは攻略Wikiを参照。以下では実際の編成を含めた細かいテクニックについて述べる。

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新Operaのダメなところを改善しよう

Opera 12.17 から乗り換えるべきブラウザはFireFoxでもChromeでもなく Opera 26 ではないかと昨今考えるに至り、ダメなところを挙げてエクステンションか何かで潰してこう、という試み
(追記)beta ver.31.0を使いつつ最近の更新を反映してみた。まるで中の人が変わったがごとく、最近のアップデートで大事な点が次々と実装されて使い勝手がかなり改善した。

(解決)右クリック+左クリック で戻る

設定からロッカージェスチャーを有効にすればよい

(解決?)タブを開く順序がおかしい・Shift+リンククリック で新しいウィンドウが立ち上がる

新タブに開いたタブを消すと元のタブに戻ると思わせて、右隣のタブに移る。タブを消したら最後に開いてたタブにもどれ。
リンクをShift+左クリックだと新ウィンドウだが、Shift+Ctrl+左クリックなら新タブがフォーカスした状態で開かれる。
Classic Tabs エクステンションで少しマシになるが、これはこれで何かおかしい。慣れの問題か。

(解決?)PDFを開いていたタブが操作を受け付けなくなる

PDF Viewer というエクステンションを入れて、Adobeプラグインを使わずにHTMLに変換して読むことで落ちなくなる。
ver 27.0 でこのバグが解消?かと思ったけどやっぱり解消してなかった

(ver.28で実装!)Opera link(複数のPCでブックマークなどを共有)がない

メニュー > その他のツール > 同期 で Opera Link が復活した、と宣伝しているが、Presto版でのOpera Linkとの対応を取るのに苦慮してるとかの事情で未実装。

(ver.29で実装!)ショートカットキー編集がない

Preferenceというファイルを書き換えることで自由に設定できることはわかったが、使える機能がしょぼい
ついに実装された。「タブを右に切り替える」「タブを左に切り替える」「戻る」「進む」に適当に左手で使えるキーを割り当てておくと便利。空間ナビゲーションと早送りが使えないのは相変わらずだが。

(ver.30で実装!)Ctrl+Tab は最近開いた順にしろ

アドレスバーに opera:flags と入れて Tab cycling を有効にすることで解決。タブがどういう順番に並んでるか表示されなくて、狙ったタブを開きにくいが
ついにデフォルトの挙動が変わった。これはかなり良い改善。

(少しずつ改善中)ブックマークが使いづらい

タイルUIのせいで密度が低くなって目的のものに辿り着きづらくなったOpera 27.0ではリスト表示が可能に!
最近改善が見られるが、相変わらずフォルダの下にフォルダが作れない ※作れるようになった

(いつの間にか改善!)タブに ×ボタン が表示されてる

タブを開こうと思って間違って消すこと多数。消す時はCtrl+Wか中クリックするから×ボタンなど不要。
タッチパネルを前提としたインターフェイスだと常々感じる。
※追記:最近はタブの数が多い時は表示されないようになったようだ。

タブスタックがない

調べ物で開いたタブをジャンルごとにわけてとりあえずとっておくのに便利なタブスタック。使用頻度はそこまで高くないが。

空間ナビゲーションがない

もはや自分で作るしかないのか

大きな画像を開いた時に画像を掴んでスクロールできない

何のためのマウスなのか

大きな画像を開いた時に画像全体表示がうまくいかないことがある

画像そのものが表示されない場合があるバグもある模様 (ver.30あたりですでに修正済み?)

(解決?)Ctrl+左クリックで画像を保存できない

右クリ保存とかアホくさ
Classic Imageアドオンにより解決、、、なのだが、Ctrl+左クリックにショートカットを設定すると、画像にリンクが貼られていた場合に、Ctrl+左クリックで新しいタブで開いて欲しいところが画像保存になってしまう。このアドオンのデフォルト設定であるCtrl+Alt+左クリックのように新しい専用ショートカットを指定するのが良さそうだ。

新規タブを開いた時に一瞬だけ真っ白なページが表示されてからスピードダイヤルが出る

目に悪い

「ページ情報」の機能がない

「フレーム分けされてるページで、それぞれのフレームの中身(src=~の部分)へのリンク」を素早く得られる方法として有用だった。
Ctrl+Uでソースを表示してそこでsrc=~のリンクをクリックしても手間ではないか…?

まとめ

やはり一番大きいのは大量のブックマークがそのまま移行できない点にありそうだ。