出先で前輪が急に回らなくなったら

ここ数週間、前輪からパキパキと異音がして訝しんではいたが、ついに異音の元凶が前輪の回らなくなるトラブルとして顕現した。前輪ハブの進行方向右側の玉押し(普段はダブルナットで固定されてる)が緩んでハブの回転方向に回された結果、ハブの球当たりが非常にきつい状態になっていたのだ。手で球当たりを緩めようとしたがかなわず、ハブスパナを代用できるものも見つからない。
さて、どうするか?
無理にこのまま走って余計に球当たりが悪化すると最悪ベアリングが死にかねない。自転車屋まで持って行ってハブスパナを借りるのは無難だがポリシーに反する。
……
…そうだ。
乗ってるうちに勝手に回る玉押しは、乗ってる状態で直せばいい。
""前輪を回転方向が逆になるようにセットしてそのまま乗る""
これだ。
左右が逆になることで、玉押しにかかるトルクの向きが逆になる。少し走ってる間にパキパキと例の異音がするが、今回の異音は球当たりを緩めるほうの良い異音だ。そして… 前ハブ復活!
結論:"前ハブの玉押しが緩んでいる時は、緩んでる側が左側になるように前輪の向きを選べ"

おまけ:修理編

帰宅して前ハブを分解してみるとグリスが鉄粉まみれで鋼球は凹みだらけになっていた。早速3/16インチの鋼球を東急ハンズで20個100円を40個購入*1。パーツクリーナーでハブ綺麗にしてグリス塗って球詰めて ""緩んだ側が左になるようにして*2"" 組み立てた。前ホイール完全復活!

*1:必要な鋼球は22個だけなので18個余った

*2:サイコンのマグネットがついてるのでこの前ホイールには左右の区別がある