温故知新またの名を車輪
ブックオフに流れてたI/O 2003.12号の魅惑の似非化学に昔のマシン語ダンプリストに関する記事があったので、眠いのどうのといいつつ実際に打ってみた
ダンプリストとは昔のPC雑誌でゲームを載せるために使われた方法で、16進法で 0d 0a 45 53 45 20 53… というようにひたすら文字列が誌面に書かれていて、それを読者がひとつひとつ手入力でパソコンに入力して実行するもののこと。本誌によると「インベーダーゲームやギャラクシャンといった大物ゲームの場合、当時の掲載雑誌には、ダンプリストだけが10ページ20ページと延々と続いた(20年くらい前のパソコン雑誌では普通だった。特にI/O誌)」とある。一度そういう雑誌を読んでみたいという冒険心に狩られるところがある。
さて、本誌特集に載ってた短めのゲームを実際に(WinXPで)入力、一回目、「プログラムは不正な処理を行ったため(ry」のダイアログ… 失敗… どこミスったかわからんのかなこれ…
気を取り直して二回目、右手をテンキーにおいて左手をタッチタイピングのホームポジションに置くと0123456789abcdef全て入力できるのを発見、最上段のブラインドタッチが苦手なので早速活用、ブラインドダンプタッチととりあえず勝手に命名
そして -g=025f リターン、 動いた! 500byteに満たない、誌面にして50*75(mm)ぐらいの大きさしかないくせに動いた、 微妙に感動
そう、「ダンプリスト打ち込み」とは、出来上がったゲーム自体ではなく、その入力過程そのものが壮大な人生ゲームだったのである。
どちらかってっとこれしかコードないくせに曲がりなりにも文字表示してゲームとして動いてるあたりに感動
P.S. タイトルの単語の利用法がおかしい気がした