キーボード標準

先生、、、 キーボードの配列は英語配列が世界標準だと思います、、ってか日本語配列打ちにくいです、、、
で、さて、そういうことで日本語配列も記号部分においては世界基準を参考に作られたものになっていたはずだと思ってちゃちゃっと調べたところ、wikipediaqwertyに関するページの外部リンクのpdf、『キー配列の規格制定史』を見たところこういうことらしい。


1969年頃、日本ではキー配列に関するJIS案を作成しようとしたが、数字や記号はそのとき同様にキー配列について審議中であったISOの決定に極力従うべきだとされた。その少し後、1971年の米国でANSI X4.14-1971が出されたが、そこにはキー配列として現在の日本語配列の"Logical Bit Pairing"と、現在の英語配列の"Typewriter Pairing"とが併記されていた。そして現在の日本語配列である前者がISOに提出され、1975年に ISO 2530 を制定される。JISではこのISOの審議を元にして1972年に日本語配列JIS C 6233を策定する。
ところが、1974年11月に Teletype 社が発表した Teletype Model 40 シリーズにおいて採用されたのは現在の英語配列である後者"Typewriter Pairing"であった。そしてこの後の米国ではどういうわけかそれが主流となっていく。1982年のANSIでは"Logical Bit Pairing"は削除されて"Typewriter Pairing"が現在の英語配列の基礎となる一方で、日本では1980年などにJIS規格の改定が行われているが、基本的な配列は変わらず"Logical Bit Pairing"を元にした配列が現在も日本語配列として広く使われている。


つまり日本語配列ももともとは一応ISOに従ったものであった、ということはわかった。せめてJISの策定がもう10年遅かったら、、、
JISも当初の方向性に合わせて米国の仕様に追随とかしてくれないかな… 教科書に載るほど普及しちゃったし無理か。