最終回 残された選択

選択と聞いてOptと脳内訳されて実はoptは動詞しか取らないと知ったとか、アニメか何かのサブタイっぽく見えたとか。
BS世界のドキュメンタリー 映像詩 プラネット の再放送、製作はスウェーデン
二日で全4話見たが、印象的な映像が特徴的かなと。ただ地球が5つ出てくるとかのグラフィックはちゃんと前の話見てないとどういう意味か通じないかも知れない、というより忘れてるかも知らん。大体昨日見たばかりの1,2話での地球が四段階に小さくなってく映像の意味も自分は忘れてたし。
現在の地球と、はるか昔に退廃したイースター島との対比が特に興味深い。イースター島の人々はモアイ像を立てたりなんだりで大量のヤシの木を切っていき、そして島の最後の一本残らず切り倒してしまい、土地はやせて食料を巡る戦がおき文明は退廃する。だが、最後の一本を切り倒した人は一体何を考えその木を切っただろうか、というのが本編中でもなされた問いだ。緊迫する資源の貧困をを目の前にして、当時の人が木のもたらしてくれた長期的恩恵まで思考が回ったかどうかは創造に頼らざるを得ないが、同じ事を現代に当てはめたときどうなるかとは考えたくないことかも知れない。
現在の環境問題 ─CO2を5%削減なんてのでは焼け石に水な状況─ に対して考えうる四つの未来として提示されたうちの一つ、「大きな政府、ビッグガバメント」。地球が今後100年で幸運にも破滅に向かわなかったとしたら、恐らくどう転んでもそうならざるを得ないだろう、ということを見ながら感じた。世界60億が延々と自由経済を闊歩するようでは地球オワタと言う日も近い。


2050年には地球は殆ど破滅しているんだよ! という主張が結構根強いことはわかった。