和田峠+鋸山ラン

それは金曜日の昼休みにMLに垂れ流したメールから始まる。
「誰か明日の土曜日に和田峠行く? 帰りは鋸山も行く予定。集合は9時に八王子駅のあたりで」
…電池切れそうで焦ったからって、名前すら書かずにMLに流してしまった。同じ学年の人にしか届いてないはずだからいいものも。
家に帰っても特に参加したい旨の返信が来なかったので、予定通り土曜日は一人で前回出るのが遅くて失敗したルートを行こうかと思っていたら、23時23分になってから手塚君が参加するよー との連絡が。PCつけてなきゃ寝てるところだった、あぶないあぶない。


翌朝、 …目覚まし2個つけておきながらまた寝坊した\(^o^)/
とはいえ、八王子までなので急いで自走すれば集合9時に対して30分ちょっとの遅れぐらいで済み、輪行するのと大差なさそうなので、トーストにジャム塗ったのを食して、「寝坊しちゃったんだぜ」のメールを送って甲州街道を突っ走る。
走行距離約50kmが2.5時間ほど*1、思ったよりやや早かったものの、19分遅れで集合地点の交差点に到着してメールを確認すると、手塚君は8時20分ごろには集合場所に着いちゃったので、大垂水峠まで遊びに行ったようだ。交差点の交番の近くでココナッツサブレを御飯代わりにボリボリ食べたりしつつ、10時前には合流。


今回の走行ルートはこのような結果に。87km、1700mアップくらい?
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=b8ec90ee05070c0fc706cdcf07d94d07
ここに行き帰りの自走加えて走行距離は190kmだか200kmだか。


和田峠へ。
陣馬街道の和田峠へのアプローチ中で、ガードレールの上にボケーッと突っ立ったサルを目撃。こんな住宅の近くまでサルが来るとは。

バス停以降はTT区間として有名だが、今回はタイムも計らずゆっくり登る。さきほどのALPSLABの勾配表を見てもわかるが、なにせ今回の和田峠は通り道。バス停でボトルに水を汲んでたら、手塚君に「いつもならここで水を捨てていくところだ」との突っ込みも。
少し軽食取ってさっさと下る。裏和田峠は下ってばかりなので、いずれ登りたいね。定サイorその後ランに組み込むか。


さて、当初の目論見どおり、手塚君も一緒に和田峠から鋸山に行くことに。前日までは鶴峠を抜けてく遠回りコースも検討してたが、寝坊して出発が少し遅れたことや、過去に一回鋸山林道の南側の入り口まで迷いつつ行ったことがある経験から、スムーズな進行を優先して前に自分は一度通ったことがある甲武トンネルを抜ける道で行くことに。
甲武トンネルも県境だけにそこそこ登る。何気に甲武トンネルの南側のここって山梨県なのよね。


檜原街道に下りてきて、ちょうど一番標高の低くなるあたり、r33とr205の交点付近で、もう一度軽食。今回のルートは見事にコンビニがないため、2,3軒ある食料品店のどこを利用するかが勝負である。この店は大したものは置いてなさそうだとスルーすると次に店がないかも知れぬ。
秋川渓谷の景色を楽しみながら少し進み、いざ、鋸山林道へ。今回のサイクリングの最大の目玉。
鋸山林道への南側の入り口は、r205の右側に 「神戸岩 (かのといわ)→」 の看板が目印としてわかりやすい。鋸山の文字はどこにも書いてないので注意。


鋸山林道南側の観光スポットとしてオススメなのはやはり通行止めゲートの手前にあるトンネルだね。
今回写真撮り忘れてたが、なんとも原始的なトンネル。内部は常に濡れていて路面はごつごつ。それほど長くはないが、照明が無いため強力なライトでもないと路面はまるで見えない。夜中で、目が暗いのに慣れててライトがあればいいが、昼間は押して歩くのがベター。短いし。
さらにトンネルを抜けた後、振り返ってみると、かなり厳しい渓谷にトンネルを通したのがよくわかる。ごつごつとした岩が差し迫る。


前回来た時に既に夜になってたのでそこで引き返した通行止めの看板のところを適当に潜り抜け、ひたすら登る。
いくつか勾配が甘くなるところこそあれど、平均9〜10%でガリガリ登る。この勾配自体は和田峠で慣れっこならそれほどではないが、問題は路面の不安定さ。石が転がってたり、泥がたまってたり、落ち葉が積もってたり。登りでダンシングしようとして加重を前に傾けた途端に後輪がつるつる滑る。峠テクニックが要求される。


上の2枚は頂上近くの途中で景色が開ける場所。ここで少し休憩。おお山深い山深い。


鋸山ってどれのことだろう?とか言いながら登りきる。峠には太陽光発電付きのトイレまである。
峠でランドナーかツーリングかロードマンみたいな自転車に乗った方とすれ違い。彼の話によると、30年ぶりにこの道に来て、未舗装だった当時に比べて舗装された今は小石が目立つが、走る分には全然問題ない、とのこと。


軽い休憩の後、下り始める。もちろん、上の写真の通行止めの方向。
いや、ちょっと待て、さっきのあの人、あれは32Cの太いタイヤだから言えることだろ、ダートも走る人だから言えることだろ。
小石ごろごろだったり、舗装陥没してたり、中くらいの石も平気で置かれてたり。過去の崩落の名残と思われる。さらに言うと、鋸山林道は南側が平均9〜10%、北側が平均11%と、こっちの方が傾斜も厳しい。
手塚君がなかなか下ってこないなー と走ってるときはちょっと疑問だったが、よく考えたら自分はVブレーキだが彼はカンチブレーキか。制動力小さいとしょうがない。
ガタガタ路面に小石バラバラでタイヤカットも覚悟してスペアタイヤも持ってきていたが、何事もなく下りきることができた。


R411側からの上り口は、ちゃんと鋸山の標識も一応出ているし、目印としてわかりやすいこの写真の看板もある。良心的。



奥多摩駅近くの東京都最西端 「コンビニ終点」 なるコンビニで補給。東京都ではここより西にコンビニないと言われても何の不思議もない道ではある。


あとはてきとーにR411とr45で青梅駅の方まで行き、途中マップルに引いたマーカーのせいで地図を読み間違えたりしたが、無事自走して帰宅。
いや、道を間違えたノリのままで青梅街道を走ったのは無事とは言いがたい。過去に走ったこともあるが、青梅街道は東京都市部で最も危険な道と言われるだけのことはある。路肩の幅が狭い上にアホみたいに信号がある。酷すぎる。過去に一度通ってから久しく通ってないから、最近通りまくってる甲州街道よりこっちのほうがいいやと思った自分が恨めしい。手塚君には悪いことをしてしまった。

*1:都心部を突破するにしては早かった