冬の一本杉峠(西・北)

目を覚ますと、そこは雪国であった…


2/14、ねこぽんさんの企画のHEARTラン、その前ランとして、朝6時20分に土浦駅集合 (始発電車の時間) で一本杉峠を越えて集合場所に向かうということなので、自分はそこから参加、と返信。(返信するのを前日まで忘れてたが)
どうせ乗る電車もわかりきってるので上野のホームで合流したが、ねこぽん氏曰く「誰も釣れなかった。」 おいィ マジで他に誰も来ないのかよ


まぁともかく土浦に着く。
装備は過去最強の装備なので気温のマイナス何度なんてのは気にならないが…

猛烈な霧。先日の積雪と凍結。この画像ですら、日が昇ってきてマシになってきた方。
低音によりあらゆるところに凍結がある。当初の予定ではりんりんロードで北上して簡単なはずだったが、駅から数分の時点でりんりんロードがカチンカチンになってて、気づくのが遅れて突っ込んだ滑って落車する羽目になったので、国道を行くのを目指す。路肩バキバキ、路面カチカチ。押したり乗ったり押したりして牛歩の歩みで… 道を間違える\(^o^)/ 土浦駅を出てから1時間近く経っているのにまだ駅の回りから2,3キロしか離れていない\(^o^)/
手袋三重でかつてなく対策してるはずなのに指は寒いし、靴下三重でも足先が冷たい。あと、対策忘れてた耳が痛いレベル。これより上のレベルを目指すとなるとカイロを足先に仕込むとか必要なんかな…


とか言いつつ、上の画像の撮影をしたコンビニで昼飯休憩してたら、段々霧が晴れてくる。
りんりんロードの氷もいい加減融けてきたんじゃね?ってことでりんりんロードで一本杉峠へ。りんりんロードの途中にあるあのジャンプ台は何なんだ?


r41のSave onのすぐ先の十字路を右折して一本杉峠へ進む。
住宅脇の急勾配を抜けてダートになるが、石がでかいのでMTBもつらいのでここからは押して進む。
朝方は綺麗に凍ってたのだろうが、融けてきてて何の問題もなく普通の靴でも押していける。

こんな感じ。
まぁでもこの写真はある地点から下側を見たもので、上側を見ると

こうなってるんだけどな!
「おー、ここがあの有名な」 「観光地ですね」 「なんかレベルアップしてね?」 「路上河川が見れてよかった」

一通り観光した後、担いで登る。
自転車だから担げば登れるけど、バイクや自動車じゃ登れないだろこれ。下りも下りでどうやって下るんだ。


今回、ツルツルのアイスバーンも警戒して着脱式スパイクをつけていった。こいつは雪道を進んで行くのになかなか役立った。大抵の路面なら踏んでも滑らない。

峠から西側を見た写真だが、こんな雪道とか登りも下りもなんのその。
まぁ… 峠に着いたときに気づいたら着脱式スパイクが片方なくなっていたのだが… まだ使ったの一回目なんだけど…

峠で記念写真。雪をはらおうとガシャガシャやってたらチェーン落ちてた。


峠にて協議。「どっち行く?」
もとより、HEARTランに参加する人が既にここにいる二人しかいなく、時間的にHEARTの方を完走するのは無謀なので、そっちのコースに行く気はさらさらない。東西南北の十字路の一本杉峠をどっちへ下ってどの駅から帰るか、が議題である。そゆわけで、前回自分が来たとき(2009/12/30)は一本杉に南から着いて東へ抜け、でもって今回は西側から登ってきたので、まだ通ってない北側へ行こう、と。

はわわわわ何これ下りは全部押さなきゃ駄目じゃね?


と、最初こそ思うのだが、この路面、乗ってみると案外乗れる。
気温が上がってきて、テカテカアイスバーンがぐじゅぐじゅの雪と泥の道になり、新雪地帯が解けかけた新雪に変わり、つるーんと滑るところがない。まあブレーキ掛け間違うとすぐフロントがロックしてスリップするが、すぐ体勢建て直せるし。スピードで過ぎたときは新雪地帯に突っ込んどくと勝手に減速する。慣れるとなかなか楽しい。10km/hぐらいに抑えて常にブレーキする意気込みじゃないとオーバースピードで止まれなくなりそうな勾配に注意しつつ下る。
雪だらけの奥多摩にロードで突っ込んだレポとか聞くたびに無理じゃろ、と前々から思ってたが、実際23Cでもちゃんと下れるものなんだな。


手足の冷えと戦い、凍結路面と雪の斜面に抗い、2時ごろ、出発から7時間にて羽黒駅に無事到着。
総走行距離、57km


まさか朝3時半に起きて7時間も活動してたのに57kmしかないとか… 殆ど歩いた結果がこれ。