扇形の画像を作る

何をどうぐぐっても扇形・円錐側面・円錐の展開図のような画像変換の方法が出てこないなーと思っていたが、gimp ver.2.60に「極座標」というフィルタが搭載されていることに気付いたので覚え書き。Photoshopにも同じような機能はあるらしい。
画像を右クリックから、フィルタ→変形→極座標
何が起こるのか画像で示すと、



というフィルタ。
画像の周囲の余白を適当に調節してやれば、扇形にひん曲がった写真を作ることも可能。
適当な汎用のフォントで文字を書いたあとサイズ計算して扇形にしてやれば、自転車のディープリムホイールの側面に貼ってある文字みたいな画像になる。

↓(レイヤーサイズ変更・極座標フィルタ)

応用:円錐側面の画像作成

また、フィルタの設定項目により直交座標と極座標をどっちからどっちへも変換できるので、ちゃんと計算してやれば、
円形の画像を切り出して

極座標から直交座標に変換して

右側の余白を増やして

直交座標から極座標に変換してやるとこうなる。

不要な部分をカットして、こいつを印刷して切り取って円錐形にしてやると、真上から見たときにちょうど最初の画像になる。円錐の母線・半径の比は増やした余白と画像の横幅の比で決定するので、そこは適当に計算。
痛チャリのディスクカバーは円錐形になるので、そこにでかい一枚絵を貼るとひずみが生じるのだが、そのひずみをこの方法によって回収できる。