西伊豆スカイライン再び

去年も来たけど、今年も西伊豆スカイラインへ。
若干風邪っぽいなーと思いながらこんなとこ走ったら案の定風邪の症状が出てきてしばらく寝てばかりの生活になってしまった。
ルート: http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=4b1b44e01f738af8fc75bf88069db534
去年は十石峠で雨が降ってきて熱海に下りたが、雨が降らなかったら、で予定されていたルート。参加者5人しかいなかったが、うち4人完走。何気に3000mUPもあった。


去年も来たルートなので、大体勝手はわかっている、雑談しながらまったり行こうず、とサクサク進む。サイコンの勾配表示を見てると、亀石峠では12%やら13%やらが頻発してたが、直近に走ったのが筑波山のマジキチ勾配だったため感覚が麻痺している。「いやーギアはあるならあるほうがいいよー」「39*25で踏ん張ったほうが速くなれるよ」「27Tずるいなー」
サクッと500mUPで亀石峠を越え、修善寺を抜ける。

修善寺の西、r18沿いにある青看板

「大型車通行止不能」 日本語になっていない。
よほど県道に行ってほしくないのだろう。このr18を進んで西伊豆スカイラインに入るほうが交通量が少ないため自転車的には正解ルートなのだが、確かに道が狭いため四輪にはお勧めできない。

達磨山レストハウスへ。富士山の眺望が抜群で、駿河湾・淡島も合わさった風景は格別。
広角気味なデジカメのよさを実感する場面でもある。

西伊豆スカイラインを南下する途中で見える、港町戸田(へだ)の風景。上からこう見下ろして見ると、かつては陸の孤島であったのもうなずける。綺麗な砂嘴が形成され、漁港として優秀だったのだろう。ちなみに、戸田は西洋式帆船であるヘダ号が1854年だか55年だかに作られ、日本の造船技術発展の基礎を成したとして日本史で少し有名らしい。(Wikipediaの戸田村を参照)

西伊豆スカイラインは標高が1000mに届かないのにも関わらず、高原道路の趣を有していて、景色が大きく開けるのが気持ちいい。標高が低いのに低木ばかりはびこっているのは、海風が強く吹き付けるためだろうか。
去年は仁科峠のあたりなどで「うわまたマジキチ勾配かよ西伊豆自重」の一言くらい言ってたような気もするが、筑波山を走った直後だと相変わらず気楽なものである。


仁科峠で大体アップダウンは終わり、900m近い標高差を使って三島の近くまで下る。風早峠の東側の下りのところにミラーが増設されているようだ。
日も暮れた中、熱海峠西側〜十石峠。脚が限界というわけではないのに、何故か出力が出ないという感覚に襲われたが、多分風邪気味のせいだろう。翌日の筋肉痛が脚ではなく手首に来たくらいで。
十石峠は夜景が綺麗、だが… 寒い! マジ寒い!
この気温だったら真冬用のグローブを持つまでもないだろうとなめていた。春秋用の薄手のグローブで来たのが間違いだった。シューズカバーもレインシューズカバーで風を防ぐ程度しかできない。ほんの気まぐれでダウンベストとフェイスマスクを持ってきたのは正解だったが、どうせリュックなのだから冬用グローブぐらい持つべきだった。
R1との十字路、ここから芦ノ湖に下り、箱根旧道を下るわけだが、「これからが本当の地獄だ…」な状態。秋口の山の寒さには毎回騙されるくせに全然懲りないのである。芦ノ湖の気温は3度、箱根旧道で自動車を風除けに使ったりしながら(?)下り、ともかく小田原まで到達してフィニッシュ!