街乗り激安ロードバイク・クロスバイクを選ぼう

3万円以下のクロスとか5万円以下のロードバイクとか、俗にルック車と呼ばれる自転車は、自転車に乗り慣れて100km200km走ってる人からすると論外と言われがちだが、選び方次第ではそこそこ使えるのでは? という話。
選ぶ際に着目したい点として、なるべく重視したい順に

リアにクイックリリースが使われている=カセットスプロケットである
リア7速以下の自転車は基本的にボスフリー、で、恐らくクイックリリース対応ボスフリーハブが市場に流通してないと思われ、見た目重視のためにフロントだけクイックリリースという自転車が多い(まさにルック車!)。リアタイヤのほうが早く摩耗するしパンクも多いのでできればリアこそクイックリリースにしたいのだが、歪んだ市場原理のせいで逆になってしまっている。Giant Escape R3 や KhoodaaBloom Rail700とかが「ちゃんとしたメーカーのスポーツ自転車」と呼ばれて初心者にオススメされる主な理由がこれで、ルック車とスポーツ車の境界線。前後ともクイックリリース対応になることでパンク修理や輪行が容易になるため、長距離走行では必須に近い。ただ、カセットスプロケット対応ということは必然的にリア8速以上で値段が一回り高い自転車なので、結局予算との相談。他の項目と違って、クイックリリース非対応でも走行性や自転車の寿命には影響しないし。
ブレーキがまとも
ママチャリみたいなペラッペラの薄いブレーキじゃなくてVブレーキキャリパーブレーキを。
サスがついていない
安いサスはペダル踏む力を無駄にロスさせたり折れたりするので不要。未舗装路を何十キロも走る機会が多いなら検討しないでもないが、街乗りにサスは百害あって一利なし。
ダイヤモンドフレーム
ママチャリみたいにまたがりやすいフレームは、またぎやすさのためだけに剛性や重量を大きく犠牲にしている。
レバーシフト
グリップシフトは使ってるうちにゴムがベタベタになってくる。サムシフターも使いにくいには使いにくいが、劣化でいえばまだマシ。
ホイールが700cサイズ
街乗りではやや細め(25mm〜32mm程度)のタイヤのほうが良く、そういうタイヤのラインナップが種類性能価格ともに豊富なのがロードバイククロスバイクで使われる700cサイズ。よほどの事情がない限り、ヘタに他のサイズにしないほうが良い。

安い自転車はともかくいろんなところが錆びてくるので、防錆を怠らないことが大事。