アポロ

Nスペを見ながら、アポロinクッキーをかじる。
お菓子のアポロが生まれたのはご存知1969年、アポロ11号月面着陸の年だ。「チョコボール」(1967年)・「きのこの山」(1975年)・「たけのこの里」(1979年)などと共に現在も食べられ続けているチョコレート菓子の一つである。
アポロインクッキーはその豪華版という具合であろうか、つい最近、ここ十年くらいの間にできたっぽい。一つあたりの大きさが大きく、一つ一つ個包装されている。ふたの裏面には「円すいの体積を求める公式っておぼえてる?」というおまけテキストが書かれていた。最近の小学校では円錐の体積の公式はやらなかった記憶があるんだがな。
表層的には子供っぽいかわいらしさのあるお菓子というイメージを保ちつつも、子供の頃にアポロを食べたことのある大人をターゲットにしている面が強く見られる。生き残りのために、またブランド力のために当然の試行の結果ともいえる。昔、自分がそういうお菓子を食べてたときのことを考えると、その結果についていくらかもやっとした気分が残るのだが、妙に言葉にならない。とりあえず個包装は環境負荷が大きいからやめた方がいいんじゃないか程度のことを書いておく。
いずれはビックリマンチョコもリメイクされるんだろうか。
#映画・ゲーム・音楽・菓子… 現代大衆娯楽はリメイクが支えている。