雨と戦う新歓合宿

二日目が雨、それもかなり強いんじゃね?という予報を受けつつも、新歓合宿は延期できないのであった。あのルート、二日目こそが楽しいんじゃないか。

一日目 22日(土)

土曜日の朝、むくりと起きる。7時20分。うっ、目覚ましかけてたのに、駒場集合7時半にどう考えても間に合わんじゃん。すまない、新歓担当、前日の夜に自転車組み立ててた俺が悪かった。
と、まぁ、自分が行かなかった (行けなかった) せいで駒場経由で向かった上級生が担当一人だけという体たらくになってしまったようだが、無事、川越駅に集合。いつものように集合から出発までのぐだぐだ。ここのタイムロスはたびたび指摘される問題点ではある。何か素早く出発できるアイディアはないものか。出発時間だけ決めて、遅れた人は適当にショートカットして合流してね(^^; なんてことをするサークルじゃないし。

ひたすら荒川サイクリングロードを行き、嵐山渓谷に一瞬、ほんの一瞬だけ登りがあり、普通の国道を通って寄居にいたるのが今回のルート。荒川サイクリングロードって上流のほうはこんなに狭くて、かつこんなにカツい人々が練習してるんだなー、という程度。やや追い風だったのが救いだが、ケイデンスを上げる練習と考えないとやってられない。くるくるくるくる。
ところで、bianchiのクロス*1を貸さざるを得ない状況になってたのを失念していたのだが、偶然自分と同じ班にいたので、自分のクロスとそのbianchiを交換*2。サドルとクランクの位置関係だけは同じに調整すればいいので、やっぱりくるくるくるくる。ミドルの32T(?)しか使えなかったが、どうせ新歓で速度出すわけにもいかない*3ので問題ない。やわらかすぎるサドルはそれはそれで使いにくいというのを実感。
ま、ともかく初日走ったところはあまり言うことがない。途中で本庄-早稲田100kmハイクの仮装ハイキング集団に出会ったのが一番面白かった。同じようなことを自転車でやってみたい気もするが、徒歩と違ってウェアにもある程度パフォーマンスを追求しちゃうから大変だね。
露梨子交差点にて曲がって、宿へ向かう。

誰だよ!
ロリコンだ、ロリっ子だ、と言ってたやつは!
全然違うじゃねぇか! 露梨子(つゆなし)じゃねぇか!


宿での飲み会。
自分の伊那みやげのハチの子とイナゴの缶詰を開封。「いつのみやげだよ!二月のかよ!」とか突っ込まないこと。タイミングがなかったんだ。

これがハチの子。食感や味は豆の煮物に近い。成虫になりかけのやつがぽりぽりしてて、幼虫はやわらかい。イナゴに比べるとこっちのほうがおいしく、値段が高い理由が伺える。

イナゴ。あまりに大量発生するので、養殖をするまでもなくポイポイ捕まえられるらしい。皮を剥いてない小型のエビといった感じか。足が歯のあいだに挟まったりすることもある。好き好んで食べたいというほどおいしいわけではないが、伊豆大島での"くさや"に比べれば確かにまだまだ初級編である。
それにしても今日の写真はやたらぶれてたりピントがあってなかったり。なぜだ。


宿は古くからの民家なのか、やたらと古臭い古風な置物があちらこちらに。



日本人形が寝る部屋にいるというのが怖いという説も。

二日目 23日(日)

朝から予報どおり雨。多くの人は新歓合宿なのに雨の中走って、びしょぬれで輪行とかしたくないということですぐ近くの駅から輪行で帰ったが、自分は 「初日は荒川CRをボーッと走った程度で、雨具も持ってて、しかも一泊してるのに、朝からすごすごと帰るなんてありえん! (ってかそれなら元から来ない。それ考えると二日目だけ参加にしといてもよかったかも) 雨ランは新入生にはオススメしないが俺は走るからな!」といって、ねこぽん氏と二人で西武秩父目指して出走。
釜伏峠-二本木峠の、マップルでおすすめルートになってる道を行く。結構な勾配だが、モーモーハウスやポピー畑といった観光名所以外は車も少なく (ちなみに観光名所でも車はそんなにはいない)、景色もそこそこあって確かにおすすめルート。ただ、急勾配がポンポン現れてアップダウンを繰り返すその様は奥武蔵グリーンラインに通じるものを感じる。雨具が蒸れるので無理に踏み込まずにだらだら登る。
下る途中、天空を彩るポピー祭りなるものが行われていた。要はポピーの花が斜面にバババーッと広がってる、だけ。

上から見下ろすと正直微妙だが、むしろ下から見上げると綺麗。リアルお花畑。まだ5分咲き程度だったらしく、満開になったらさらにすばらしい景色が見られそうだ。
しかし、しとしと降り続く雨に凍えながら急勾配を下る我々に、お花畑を楽しむ余裕はそれほどなかったのである。


'09マップルでは、「牧場の横を走る快走路、一部未舗装あり」と書かれている区間だが、普通に全舗装。寒いのと路面がウェットなのとで速度を大きく抑えながら下りに下る。
雨具を持ってきたと先述したが、実はこの雨具は10年前に購入したもの。まだまだ使えそう、と思って持ってきたものの、シームがボロボロとはがれてくる現象がこの雨具にも起こっていて、縫い目から猛烈に雨が染みる。撥水性も落ちていて、その意味でも雨のしみこみが酷い。上半身はまだマシだったが、下半身のズボンは既にびしょぬれ。西武秩父駅にたどり着き、近くのファミレス夢庵に入ったはいいが、びしょぬれをどう処理するか悩むが、タオルを下に敷いて椅子に座るということでとりあえず。ここで食べた「夢郎うどん」(733円)だが、塩分あり肉あり麺多し (あと、もやし超多し) でなかなかよかった。にんにくが強いことを厭わなければ。


今回の反省としては、雨具がその機能を半分も発揮できてないのが非常に悲しい。ちゃんとした雨具+シューズカバーなら、あのあと林道に行こうが何だろうが良かったんだろうが、いくらなんでも染みてくるのが早すぎた。やはり経年劣化には勝てない。
ところで、ここのところの雨のせいか、チェーンリングが錆びた。

オイル差さなきゃなー

*1:bianchiのクロス:真木さん(既にOBの先輩から貸して頂いてるらしいのだが、チェーンリングの間隔がおかしく (クランクの仕様? チェーンが合ってない?)、ミドルからアウターに上げようとするとチェーンがアウターとミドルの間に落ちてしまう。そのため、フロントギアがミドルしか使えない。ミドルのチェーンリングが内側によりすぎているのだが、クランクからチェーンリングを外す方法がよくわからず、クランク・BB交換が一番早いんじゃないかという状況。しかも今日見てみたらディレーラーハンガーも曲がっていて (輪行時の問題か?)、RDを最もローに持ってくるとRDとスポークがぶつかって危ない。

*2:もとより自分の自転車は貸して状態の怪しくて乗るのに注意と経験がいるやつを自分が乗ろうと思ってた節もあったのだが。 ってかそもそも、先輩から貸してもらった台数が少ない関係で状態の怪しいやつも何台か新入生に貸さなきゃならなさそうとか前日に相談されても… 朝早くおきて整備しとくつもりだったが、自分の自転車の整備で手一杯で寝坊が現実…っ

*3:とかいいながら実は28km/hくらいは出てたみたいだけど。ちゃんと後ろが千切れてないか常に確認しながら回してたので許してください。