ラピーでカッティングシート

セメダイン社のラピーを使って手軽にカッティングシートもどきをやってみよう!という企画。まぁ別にカッティングシートがあるならそっちを使えって話だが。
赤ラピーで試作して左フォークに貼ってみた。AB風ロゴ生成cgi使って、Twitter

かかる費用は

  • ラピー (定価241円。シモジマで157円で購入)
  • カッターナイフ (家にある普通のやつ。刃を折って新しい刃を使うのを推奨。デザインナイフがあればそちらを)
  • 紙のガムテープ
  • マスキングテープ (幅広めのものが便利。高くても100円そこら。リタックシートがあればそれでもよい)
  • のり(アラビックヤマトがちょうどいい粘着力。スプレー糊を使う方法もあるらしい。)

実に財布に優しい。小学校の図画工作にもぴったりだ。
画像撮影してないけど、作り方。

  • 図案を普通紙に印刷する。
  • 紙にガムテープを図案より大きい面積になるように貼って、適当な大きさに切り取る。
  • ガムテープを貼った上にラピーを隙間・重なりがないように、図案より大きい面積になるように敷き詰める。 (今回は2段で作ってみた)
  • 図案の周囲を適当な大きさに切り取り、アラビックヤマトでラピーの上に貼り付ける。
  • のりが乾くのを数分〜数十分待ってから、図案をカッターナイフで切り出す。ラピーの部分がちゃんと切れるような圧力で切っていく。下のガムテープまで刃が達すると重たくなるので、その感触を頼りに。
  • 切り終わったら、ラピーのいらない部分と、図案の紙を剥がしていく。(一回失敗したし、ここが一番難しいと思うw)
  • 貼り付ける部分のラピーだけ残ったら、上からマスキングテープを敷き詰めていく。2段以上に及ぶ場合は今度は重ねて。
  • (貼り付ける対象の面をこの時点で綺麗にしておく)
  • マスキングテープを持ち上げると、ガムテープの背面からラピーが剥がれてマスキングテープにくっついてくる。貼り付けたい部分にマスキングテープごとくっつけて、皺ができないように注意しながら貼り付ける。
  • マスキングテープを慎重に剥がしていくと、ラピーだけが残って完成。

ガムテープの背面にシールを貼り付けても簡単に剥がせるというのがミソ、ってかそこ以外は普通のカッティングシートとやってることは同じなので、カッティングシートの解説サイト (こことか)も参考に。ラピーに限らず、他のシール・テープにも応用可能。
ラピーが幅18mmのテープだという特性上、大きい図案には向かない。また、テープなので横長の図案、アニメのタイトルのロゴとかに向いている。平面的に広くてでかい図案の場合は単にカッティングシートを使うべき。あと、色がメッキカラーのぎんぎらの色しかない。
感想

  • ただのカッターナイフ*1だが割と精度が出た。1mmの線ならいける。0.5mmでも短ければ何とか。
  • アラビックヤマトがいい感じの粘着力と聞いてたので使ってみた。ムラが出ると紙がふやける問題があるが、確かに剥がしたいときにパリパリ剥がせて、切ってる最中は問題なし。切り抜きの多い細かい図案の場合は途中でパリッとはがれてしまうこともあるのはご愛嬌。
  • ラピーが複数段に及ぶ時の境界線は言われなきゃわからない。
  • 長い直線部をフリーハンドで引いたが、難しい。定規を当てたら当てたで、技術が足りないとまたずれるが、フリーハンドよりは定規で上手く直線が引ける技術を習得すべきか。

ちなみに糊についてだが、いろいろ試したところ、雨や紫外線に晒されてもある程度大丈夫で、それよりむしろ貼り付ける先が汚れてないかどうかのほうが粘着力としてはよっぽど重要。また、剥がすときに糊は殆ど残らない上に、多少残った部分はパーツクリーナーやディグリーザーで簡単に落とせる。ただ、1年も2年も使う場合については自分はまだ検証が足りない。一応ラピーの箱には屋外用途には使用できないと書かれている。一発ネタとしてやってみたい人には手軽にできるという点でいい。
加えて、ラピーは非常に薄い。カッティングシートとして薄くて使いやすいという3Mのカッティングシートでも0.08mmだそうだが、ラピーは0.05mm。シールの厚さが目立つ小さい図案において重要。


痛DSや痛PSPなど、小さいスケールのデコレーションに応用が利きそうだ。
次はもっと細かい図案でやってみよ、っと。

こいしちゃん

キーさん

*1:デザインナイフは筆箱を失くしたときに一緒に紛失して以来買いなおしてない