ワイヤー交換だけのはずなのに

ハンドルを下げた関係でシフターワイヤーがVブレーキのアーチの中を通っていくというカオス状態を一年近く放置してきたわけですが、その取り回しだと実はアウターとフォークが擦れて、結果としてフォークが摩擦でえぐれていくので、 …つまりいろいろあってワイヤー交換しようと思ったわけだ。
作業開始は午後2時半なのに、そのあと夕飯休憩以外はずっと作業していたにも関わらず、ブレーキ・シフトケーブルの総とっかえ (とリアブレーキ調整) しかしてないにも関わらず、この文章を書いている今は深夜1時半。時間経過で11時間。
それもこれも全部シフターワイヤーの取り回しが全然、いや、全くうまくいかないのが悪い。Vブレーキバナナ3種、ヒラメ変速バナナをフルに活用。どうやったらフレームと擦ったりせず、Vブレーキと干渉せず、ワイヤーに酷い負荷がかからず、といった条件を満たすかあれこれトライアルアンドエラー。何時間経ってもまともな結果が出ない。あっちがうまくいきゃこっちがポシャる。数時間たったあたりで、右シフターケーブルをヘッドチューブの左側を通して、ヘッドチューブの後ろでまた右側に戻すという曲芸を発見してうまくいくかと思われたが、そっちをセットしてから左シフターのケーブルを通すまでがまた大問題。たかがワイヤー一本なのに、わずかにパーツが足りなかったり、Vブレーキと干渉したり。
そもそもの問題は左シフターのケーブルをフレーム左側、右シフターのケーブルがフレーム右側に行かなきゃいけないという逆転現象にある。フラットバーだと、右シフターからは左側に向かってケーブルが出るんだから、右シフターはフレーム左側に行くケーブルになってりゃうまくいく。どうするかといえば、右シフターがフロントの変速で、左シフターがリアの変速と、今のパーツと逆にするだけ。なんでこれしきのことがうまくいかないんだ。夜に入ってくるともはや発狂モード。
ワイヤー交換のたびにこれほどの労力がかかるなら、ショップに依頼するのも安いもんだ。「フレームと擦らず、アウターが無理な曲がり方せず、ハンドル90度切っても問題なく、シフターのポジションは今と同じ」の要求がこれほど厳しいとは。
こんな取り回し地獄に陥らないなら、ドロップハンドルは非常に魅力的だ…


明日は奥多摩行こうかと思ってたけど、どうしよ。どう見ても睡眠不足。これからまだ部屋を片づけしないことには寝れないし。なによりめちゃくちゃ疲れた。


どうでもいいけど、リアブレーキ・FD・RDの3本のワイヤーが全部ヘッドチューブ左側を通るというレア構成になった。ハンドルに何も力かけないと勝手に右に切れるからあまり容認したくない構成だが。