SL-100風 自作輪行袋

OstrichのSL-100も、リップストップポリエステルタフタ使ってるだけで、構造自体は小学校の家庭科レベルの袋じゃん、形さえわかれば家庭用ミシンだけですぐ作れるっしょ。
と、思って、生地を買ったのが3年前… いや4年前か…?
今日ふと思い立って一気に作ってみた。

赤いポリエステルタフタの生地は実測127cm幅だったが、これがOstrich SL-100の大きさにジャストフィットする。かなり縫い代を大きめに取ってるので、122cm幅や117cm幅とかでも同じものが作れるだろう。
Ostrichをパクr… もとい参考にして作った型紙(設計図?)が以下の通り。縫い代は5cmか10cmか、ともかくかなり大きめに取った。

単位はミリメートル。想像しやすいように点線で自転車の入り方を簡単に示した。1270mm幅のポリエステルタフタを2600mm使用して、なるべくカットする距離が短くなるようにデザイン。材料費は布が1m約300円だから最終的に1000円弱だろう。
素材は安価で軽量なポリエステルタフタが定番で、Ostrich L-100でもこれが使われている。Ostrich SL-100はリップストップポリエステルタフタが使われているが、これは国内で個人で入手するのは難しい。キャンプ用品やタコ用品を扱う店で売ってるという噂もあるが…
作り方メモ:

  • 布を設計図のようにはさみでカット。極力まっすぐ切るようにすると末端処理が楽。
  • 末端を1〜2cm幅で2回内側に折ってミシンをかけて末端処理。ギザ縫いでの末端処理は何かひっかけて壊しそうなので、内側に折り込む方が無難、多分。
  • 二つに折って、袋の左右をミシンで縫う。袋の上部10〜30cm程度は縫わずにあけておく(特に、設計図で右側に当たる部分は30cmほど開いていた方が良い)
  • 袋の底は幅24cm程度あるので、その形になるように袋の底を広げて、三角形に余る部分を適当に縫う(もっと立体的になる縫い方もあるが、面倒なので)
  • 袋の底に、どっちがサドル側でどっちがRD側かわかりやすく書き込む。
  • 袋上部を5cmほど折り返してヒモを通す部分を縫う。
  • 肩紐が出てくる穴を空ける。自転車が入った時にBBの左側になる部分に。玉縁ボタンホールの作り方を参考にして穴の周りを補強してみたが、アクセスしづらいところに布があるせいで非常に縫製が大変だった。Ostrichの手法を見習って皮を貼り付ける方が無難か。
    • 今日はここまで。残ってる作業は以下
  • 袋を閉じるヒモを通して適当に結ぶ。
  • (底部を補強する)
  • 完成。実際に使って寸法確認。

雑なカットをしてしまったために末端処理で大変苦労した。生地の伸縮性が少ないため、末端処理を途中で角度変更するのが難しく、小学生レベルの非常に雑な縫製となってしまった。
輪行袋を自作するメリットは、好きな色で作れる・最軽量を目指せる・話のタネになる あたりだろうか。1m100円とかのセール品生地を使うと300円ちょっとで作れるので、布教用・プレゼント用の輪行袋をたくさんつくりたい人ならあるいは。