ロードバイクのハブベアリング交換

走行距離13,000kmのホイール COLE Shuriken Carbo 0.5 のハブベアリングがゴリゴリしてて、シール剥がしてグリス再充填しても直らないのでシールドベアリング打ち直すことに。

NTN 6900LLBを二つ購入、1つ360円。ロード用なので抵抗少ない非接触ゴムシールであるLLBを選択。もともと付いてたベアリングはメーカー不詳だが6900-2RSと書いてあるので接触型ゴムシールだったようで、画像検索して比較した感じだと中国製ベアリングっぽい。
圧入されたベアリングを叩き出すために、水道用塩ビ管の接続に使われる継ぎ手ソケットやM10,M12のワッシャーも用意。全部で84円とかで安いので、ホームセンターでそれっぽい大きさを買い集めた。

17mmハブスパナを使って外側のキャップを外して、

下にベアリング経(22mm)より太い内径の塩ビ管ソケットを置いてずれないようにテープで止めて、上からプラハンで叩く。
最初いくら叩いても外れる気配がなくてダメかと思ったが、450gのプラスチックハンマーでもちゃんと力入れて叩くようにしたら一発で外れた。

適当な長い棒がないので、反対側のベアリングも今抜いたハブ軸を使って同様に叩いて抜く。

で、抜けたのがこれ。ハブ軸とベアリングは緩くはまってるだけで、手でも抜き差しできる程度。
シールドベアリングを使ったハブは、このようにハブの内部に段差があってハブ軸抜くのにベアリング外す必要のあるタイプと、段差がなくてベアリング抜かなくてもハブ軸が抜けるタイプの2種類があるようだ。

新品ベアリングを圧入。まず片側のベアリングを圧入してしまうのが簡単なようだ。COLEのマニュアル(ドイツ語)には「ゴムハンマーで打ち込め」とか書いてあるがちょっと乱暴な気がするので、QRで圧入する方法を試してみた。AClassのマニュアルではこちらの手法を推奨している。案外あっさりちゃんと圧入できた。
最後に反対側からハブ軸とベアリングを通し、細い塩ビ管ソケットを介してベアリング外周部をプラハンで打ち込んで完成。


玉当たり調整などしなくても、ベアリング全とっかえするだけで性能が全回復するのは実に快感。やっぱりベアリングはぬめっと滑らかに回転しなきゃね。
リアハブベアリング交換編に続く